B級グルメ・ハムコラム

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ゴボウにまつわる短編



ゴボウ。

黒くて長い。例によって食い物は安い物しか買わないのだが、意外と安くなっている時がある。ところが、安い時のゴボウは細い!

それにどんな欠点があるかというと、ゴボウは包丁をひっくり返して背で皮を削るのだが、細いとどんどん削れてなくなってしまう。ゴボウ喪失だ。これでは、料理する意味がない。賽の河原で石を積み上げるような物。削っても削っても、剥けたゴボウはたまらないのである。これは恐ろしい話である。囚人の刑罰に最適なのではないか。

仮に囚人の名前をホリエモン(仮名)としよう。そんな変な名前の人間がいるわけがないから安全だな。このホリエモンが、「今日からお前は調理係である!」などと命じられるのである。それでホリエモンは美食家なので、「やったあ、これでつまみ食いが好きなだけできて、刑務所入ったのに太って出てきそう♡」などと思ったのが、地獄のはじまりはじまり。

来る日も来る日も、ウチの近所の駅前スーパーで買った130円くらいの極細ゴボウ削りを命じられるのである。つまみ食いをするにも、削った皮しかないではないか! あわれホリエモン! 人権を無視したゴボウ削りという刑罰のために、すっかり痩せおとろえて、シャバに出て来た……。

その姿はまるでゴボウのようであった。
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[ 2012/03/02 14:46 ] 野菜 | TB(-) | CM(-)
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